粋な一生(2杯目)=秋葉原ラーメン店めぐり(その1)
ラーメン食堂 粋な一生(つづき)
■最近、ラーメン店の“フルラインナップ戦略”について、思うところがあります。
食べ物屋さんの一般論をいうと、『美味しい店ほど、メニューが少ない』と言えるかと思います。
少ないメニューでも、お客さんがたくさん(もしくは何度も)来るのであれば飲食店の経営は成り立つわけです。
ただ、その逆も“真”と言えるでしょうか?
■いままでの探検の経験から行くと、“逆も真なり”といえそうです。
つまり、『そんなに美味しくない店は、メニューが多い』というわけです。
どんな店でもちょっとした“看板メニュー”はあるでしょうが、“看板メニュー”だけで経営が成り立たないのであれば、普通の味のいろんなメニューを用意して対応するしかありません。

■それでは、今日の“粋な一生”はどうでしょうか?
メニューには“塩ラーメン”“味噌ラーメン”“醤油ラーメン”が揃っています。ラーメン店でいうと“フルラインナップ”といえそうです。
ただ、食べログの口コミや、ブロガーの方々のコメントを見てみると、醤油・味噌・塩、いずれのメニューも美味しい!と書いてあります。
なんででしょう?
■このお店のオーナーの方には、“ラーメン食堂”というものに思い入れがあるようです。
“食堂”という単語の定義が“いろんなメニューがあって、気軽に楽しめる”ことだそうで、ラーメンの定番メニューを全て揃えることにこだわっているそうです。

なるほど。
そうすると、センスのいい料理人がこのような思い入れを持ってラーメン店を経営すると、“フルラインナップ”でも美味しい店、というケースが成立しそうですね。。。
■この問題に対応するために、このお店では3種類のスープを、メニューごとにうまく使い分けて(または組み合わせて)いるそうです。
これって、めちゃくちゃ手間隙かかりますよね。。。すごい~!

■“特製醤油ラーメン”以外に、もう一つメニューを選ぼうとすると、券売機の最上段最左側にある“当店のおすすめ”-“塩ラーメン”にするか、“売り切れ必至の人気メニュー”と紹介されている“味噌ラーメン”にするか、非常に迷うところ。
ただ、時間も13:30と遅いお昼でお腹が空いていたので、ついボリューム感重視で“味噌ラーメン”(750円)を選んでしまった。

(こんな美味しい店なのに、看板メニューを選んでいないじゃないか!~何をやっているんだ、探検隊!)
サイドメニューに“手作り餃子(5個)”(300円)も付けてみました。
【味噌ラーメン】

■まずは、スープから味わいます。
むむむ、これは~!
味噌の味が、まろやかにして、複雑で繊細、そして奥深いコクがあります。
複数種類の味噌を合わせて奏でる複雑な味わい。味噌のプロでなくても分かります。
深いコクは、ベースの豚・鶏・野菜を煮込んだスープから来るものでしょう。
お店の説明によると、「赤味噌、白味噌、八丁味噌の3種類の味噌をベースに、20種類以上の素材を加えてくつった味噌ダレに、12時間以上煮込んだ白湯スープからなる味は、濃厚かつクリーミーな味わい」と紹介しています。
このお店の説明に偽りはありません。まろやかで、美味い!の一言に尽きます~♪
■次に、麺を食べてみます。
“特製醤油ラーメン”と同じ、噛み応えのある、中太弱ちじれ麺です。

■麺とスープの相性について言うと、この麺は、味噌スープの方が醤油スープより合っているようです。
コクのあるまろやか味噌スープが、中太麺に良く絡んで、口に入ってきます。
咀嚼が進むと、それほど強くない小麦の風味が、味噌の風味と一緒になって、口の中にふわっと広がります。
これぞ、味噌ラーメンの醍醐味~!
■具材は、チャーシュー、ほうれん草、もやし、挽肉、メンマ、輪切り白ネギ。
チャーシューは、大きくて厚さのあるもの。熱いスープに温められ脂が溶け出してジューシーです。
もやしと挽肉は、別途、中華鍋で炒められているようです。
■全体としては、絶妙の味噌スープと麺のバランスに、これを引き立てる具材が効果的に使われています。
まるで“味噌ラーメン専門店”のような、細部にまで神経を使い、しっかり手間隙がかけられている感じがします。
まろやかでコクがあるスープは、塩辛さがまったくなく、最後まで楽しみながら飲み干すことができます。
【手作り餃子】

■サイドで頼んだ“手作り餃子”です。焼き具合もよく、中の具もジューシーでとっても美味しい。ご飯ともよく合います。
そういえば、ランチタイムは休日でもライスのサービスがあるようです。“味噌ラーメン”を食べる時にはご飯が欲しい隊員としては、とっても嬉しいサービスです~(^-^)v
■総括としては、このお店では、いろんなメニューが楽しめる“食堂”のコンセプトの元、色々なメニューを出しているが、どのメニューにもこだわりをもって手間隙をかけて、非常に完成度の高いものに仕上げられています。
こだわり抜いて作り上げた3種類のスープを、メニューごとにうまく使い分けて(または組み合わせて)いるところが、やはりすごい!としか言いようがありません。
この一杯のおすすめレベルも5+++(かなりおすすめ!)です。
お読みいただいてありがとうございます~!
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■最近、ラーメン店の“フルラインナップ戦略”について、思うところがあります。
食べ物屋さんの一般論をいうと、『美味しい店ほど、メニューが少ない』と言えるかと思います。
少ないメニューでも、お客さんがたくさん(もしくは何度も)来るのであれば飲食店の経営は成り立つわけです。
ただ、その逆も“真”と言えるでしょうか?
■いままでの探検の経験から行くと、“逆も真なり”といえそうです。
つまり、『そんなに美味しくない店は、メニューが多い』というわけです。
どんな店でもちょっとした“看板メニュー”はあるでしょうが、“看板メニュー”だけで経営が成り立たないのであれば、普通の味のいろんなメニューを用意して対応するしかありません。

■それでは、今日の“粋な一生”はどうでしょうか?
メニューには“塩ラーメン”“味噌ラーメン”“醤油ラーメン”が揃っています。ラーメン店でいうと“フルラインナップ”といえそうです。
ただ、食べログの口コミや、ブロガーの方々のコメントを見てみると、醤油・味噌・塩、いずれのメニューも美味しい!と書いてあります。
なんででしょう?
■このお店のオーナーの方には、“ラーメン食堂”というものに思い入れがあるようです。
“食堂”という単語の定義が“いろんなメニューがあって、気軽に楽しめる”ことだそうで、ラーメンの定番メニューを全て揃えることにこだわっているそうです。

なるほど。
そうすると、センスのいい料理人がこのような思い入れを持ってラーメン店を経営すると、“フルラインナップ”でも美味しい店、というケースが成立しそうですね。。。
■この問題に対応するために、このお店では3種類のスープを、メニューごとにうまく使い分けて(または組み合わせて)いるそうです。
これって、めちゃくちゃ手間隙かかりますよね。。。すごい~!

■“特製醤油ラーメン”以外に、もう一つメニューを選ぼうとすると、券売機の最上段最左側にある“当店のおすすめ”-“塩ラーメン”にするか、“売り切れ必至の人気メニュー”と紹介されている“味噌ラーメン”にするか、非常に迷うところ。
ただ、時間も13:30と遅いお昼でお腹が空いていたので、ついボリューム感重視で“味噌ラーメン”(750円)を選んでしまった。

(こんな美味しい店なのに、看板メニューを選んでいないじゃないか!~何をやっているんだ、探検隊!)
サイドメニューに“手作り餃子(5個)”(300円)も付けてみました。
【味噌ラーメン】

■まずは、スープから味わいます。
むむむ、これは~!
味噌の味が、まろやかにして、複雑で繊細、そして奥深いコクがあります。
複数種類の味噌を合わせて奏でる複雑な味わい。味噌のプロでなくても分かります。
深いコクは、ベースの豚・鶏・野菜を煮込んだスープから来るものでしょう。
お店の説明によると、「赤味噌、白味噌、八丁味噌の3種類の味噌をベースに、20種類以上の素材を加えてくつった味噌ダレに、12時間以上煮込んだ白湯スープからなる味は、濃厚かつクリーミーな味わい」と紹介しています。
このお店の説明に偽りはありません。まろやかで、美味い!の一言に尽きます~♪
■次に、麺を食べてみます。
“特製醤油ラーメン”と同じ、噛み応えのある、中太弱ちじれ麺です。

■麺とスープの相性について言うと、この麺は、味噌スープの方が醤油スープより合っているようです。
コクのあるまろやか味噌スープが、中太麺に良く絡んで、口に入ってきます。
咀嚼が進むと、それほど強くない小麦の風味が、味噌の風味と一緒になって、口の中にふわっと広がります。
これぞ、味噌ラーメンの醍醐味~!
■具材は、チャーシュー、ほうれん草、もやし、挽肉、メンマ、輪切り白ネギ。
チャーシューは、大きくて厚さのあるもの。熱いスープに温められ脂が溶け出してジューシーです。
もやしと挽肉は、別途、中華鍋で炒められているようです。
■全体としては、絶妙の味噌スープと麺のバランスに、これを引き立てる具材が効果的に使われています。
まるで“味噌ラーメン専門店”のような、細部にまで神経を使い、しっかり手間隙がかけられている感じがします。
まろやかでコクがあるスープは、塩辛さがまったくなく、最後まで楽しみながら飲み干すことができます。
【手作り餃子】

■サイドで頼んだ“手作り餃子”です。焼き具合もよく、中の具もジューシーでとっても美味しい。ご飯ともよく合います。
そういえば、ランチタイムは休日でもライスのサービスがあるようです。“味噌ラーメン”を食べる時にはご飯が欲しい隊員としては、とっても嬉しいサービスです~(^-^)v
■総括としては、このお店では、いろんなメニューが楽しめる“食堂”のコンセプトの元、色々なメニューを出しているが、どのメニューにもこだわりをもって手間隙をかけて、非常に完成度の高いものに仕上げられています。
こだわり抜いて作り上げた3種類のスープを、メニューごとにうまく使い分けて(または組み合わせて)いるところが、やはりすごい!としか言いようがありません。
この一杯のおすすめレベルも5+++(かなりおすすめ!)です。
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