我空〔6回目〕(1杯目)=池袋ラーメン店めぐり(その96)
『今年、池袋で最も旨い一杯~!』
~我空(俺の空・池袋店)
■かな~り久しぶりに、本拠地・池袋でラーメンを食べます。
実は、わが探検隊の隊長も、わたくし隊員も、頭の中が単純なのか、以下の公式が成立します。
〔体調;すごく空腹〕×〔場所;@池袋〕×〔ジャンル;ラーメン〕= 〔我 空〕
この公式が成立する最大のポイントは、〔すごく空服〕という部分です。
■ご存知の通り、池袋には濃厚魚介豚骨系を中心に、人気のラーメン店がキラ星のごとく集まっています。
〔非常に人気がある〕というのは、裏返すと〔非常に混んでいる〕ということであり、〔待ち時間が長い〕ということでもあります。
地元探検隊としては、もっとも待ち時間が短くて、もっとも美味しいお店、というのがベストなわけで、これを満たしてくれるのが、〔我空〕なんです。

■なんで待ち時間が短いのか、理由はいくつか考えられます。
1.近くに超人気店“馳走麺 狸穴”があるから。
さすがに、歩いて30秒のところにメディア露出も著しい超人気店があると、そちらに目が行く人が多いでしょうね。
こと、わざわざラーメンを食べに池袋に来た人は、“狸穴”を選ぶ傾向にあります。
2.“俺の空”高田馬場本店と異なる看板が掲げてあるから。
本店は2002年日本テレビのラーメン店企画で日本一になったことがあるなど、知名度があるのですが、
こちらは、開店してしばらく“我空”としか書いていなかったので、知られていない可能性があります。
3.“俺の空”自体が、テレビや雑誌での露出が少ないから。
すでに経営ベースに乗るだけのファンを獲得しているため、広告宣伝的なメディア露出が必要ない状態にあります。
このため、ラーメン初心者の目に触れることが少ないかもしれません。
この他、お店のオペレーションがしっかりしている(注文品がスムーズに出せる体制になっている)ことや、席数が12席と若干多いことも、待ち時間が短い原因になっていると思われます。
今日は、〔すごく空腹〕×〔@池袋〕×〔ラーメン〕という条件が揃ったので、素直に〔我 空〕に行くことにしま~す。

(待っている人が座る椅子から、店内を見た様子。厨房機器は綺麗にしてあり、かなりお洒落な空間です。)
■お店は、JR池袋駅東口を出て、目の前の明治通りに沿って左方向(ビックカメラ本店方向)に進みます。500mほど進むと右手に豊島区役所が見え、これを完全に越えたところの脇道を右に入って50m行った左側にあります。
脇道に入ると、道の左側に“馳走麺 狸穴”(第6位)、“KING KONG”(第33位)、“我空”(第23位)の順に並んでいます。
(カッコ内は、食べログの“池袋”エリアの人気順ランキングの順位です。)
お店に着いたのは、週末の18:30ごろ。店内の椅子には、6、7人の人が待っていました。

■今日の目玉は、新メニュー投入が発覚したことです。
従来からの基本メニューは“掛け豚そば”(ラーメン)と“浸け豚そば”(つけめん)の2種類で、“浸け豚そば”には辛味調味料が投入可能なので、味的には3種類でした
ここに加わる新メニューは、次の3つです。
・“和え豚そば”(汁なし麺)の新規投入。
・“浸け豚そば”に、新味“カレー味”を新設。
・“浸け豚そば+辛味”の辛さをアップして、“ホット”としてリニューアル。
これら全てのメニューの料金を一律を800円としています。(分かりやすいですね~)
あと、“浸け豚そば”の大盛り400g、中盛り300g、小盛り200gは、引き続きすべて無料としています。
これは嬉しいリニューアルですね~!
隊員は、まず新メニューの“和え豚そば”にチャレンジしてみます。店員さんに麺の量を聞いたところ、おおむね300gとのこと。量的には十分です。
お気に入りの“我空”が、今流行りつつある“汁なし麺”をどうアレンジしてくるか、非常に楽しみです~♪
【和え豚そば】

■まずは、見えるところから分析していきます。
上に載っている具材・薬味は、チャーシュー、刻み玉ネギ、万能ネギ、海苔です。
玉ネギの白色と、万能ネギの緑色のコントラストが綺麗ですね~

■麺は“俺の空”“我空”では見たことがない、極太平麺です。(そういえば、他店でも見たことがないですね…)
しかもストレートではなく、ちょっと縮れていて、幅が一定ではありません。
他のメニューでも使用している大進食品製のものだと思われますが、ちょっと変わった麺を起用しています。

■刻み玉ネギ、万能ネギを除けると、チャーシューが見えてきます。
“掛け豚そば”“浸け豚そば”に使われている、ほぐしチャーシューで、けっこうな量が入っています。
スープは、匂いからすると、“掛け豚そば”“浸け豚そば”と共通の濃厚魚介豚骨系のものです。

■さて、“汁なし麺”ですので、これらを一気に均一になるまでかき混ぜます。
刻み玉ネギの白い色が消えたので、一口食べてみます。すると、
キターヽ(゚Д゚)ノヽ(Д゚ )ノヽ(゚ )ノヽ( )ノヽ( ゚Д)ノヽ(゚Д゚)ノー!!
“我空”スープの旨味を凝縮した液体と、小麦の風味・甘味がめちゃくちゃ豊かな極太麺が、口の中でお祭りをしているようです。
イミワカリマス…?(^-^;)
■まず、スープは“掛け豚そば”や“浸け豚そば”の時点でさえ濃厚なのですが、それを更に濃厚にしたものです。
豚骨にウエイトを置いた魚介豚骨ですが、さらに濃厚にすることで、まろやかさと奥深さがぜんぜん違います。
口当たりも、魚介の風味の後に豚骨のコクが来るのではなく、魚介と豚骨が同時に怒涛の如く押し寄せる感じです。
■組み合わされている極太平打ち縮れ麺は、表面積が極めて広いので、この特濃スープを絡めるのに、非常に適しています。
パワフルスープに流行の極太麺を単純に合わせようとすると、食べ易さが犠牲になってしまいます。
そこで、平打ち縮れ揺らぎ麺にすることで、不規則な楽しい食感を出すとともに、食べ易さをしっかり確保しています。
(麺の幅が一定ではないため、麺の厚さも部分的に異なっています。ここでは“揺らぎ麺”と呼んじゃいました。)
また、この麺が小麦本来の風味や甘味という観点からすると、すごく美味しい麺で、特濃スープとのコントラストで、風味・味わいが際立っています。
■パワフルスープと極太麺の脇役で、非常に光っているのは、刻み玉ネギとホロホロチャーシューです。
スープが特濃なので、普通に食べ続けると油っぽく感じてしまうところ、玉ネギのしゃきしゃき感が食感を変え、万能ネギと共にさっぱり感をもたらします。
ホロホロチャーシューも、ほぐれた断片が口に運ばれるたび、麺の味わいにジューシーさを加えてくれます。
ここまで考えると、この一杯は全員野球のように、全要素が一丸となっている感じがしますね~♪
■総括としては、さすが“俺の空”と唸らされる、日本で五指に入る激ウマ汁なし麺であると認定しちゃいます。
いままでに池袋グルメ探検隊が訪問した300店以上のラーメン屋さんの中でいくと、松戸“兎に角”、練馬区桜台“破顔”の油そば(汁なし麺)と並んで、このジャンルを代表する旨さだと思います。
麺・スープ・具材の各要素がしっかり吟味されているため、全体的なバランスの良さ、各要素間の緊密さが非常に高いレベルで実現されています。
全て混ぜてしまう“油そば・汁なし麺”だからこそ、求められる一体感を見事に実現しています。
濃厚魚介豚骨ファンのみならず、油そばファンにもぜひ食べてもらいたい一杯です。“汁なし麺”のイメージが変わります~!
おすすめレベルは、当然、最高評価の6★(超おすすめ~!!)です~♪
お読みいただいてありがとうございます~!
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~我空(俺の空・池袋店)
■かな~り久しぶりに、本拠地・池袋でラーメンを食べます。
実は、わが探検隊の隊長も、わたくし隊員も、頭の中が単純なのか、以下の公式が成立します。
〔体調;すごく空腹〕×〔場所;@池袋〕×〔ジャンル;ラーメン〕= 〔我 空〕
この公式が成立する最大のポイントは、〔すごく空服〕という部分です。
■ご存知の通り、池袋には濃厚魚介豚骨系を中心に、人気のラーメン店がキラ星のごとく集まっています。
〔非常に人気がある〕というのは、裏返すと〔非常に混んでいる〕ということであり、〔待ち時間が長い〕ということでもあります。
地元探検隊としては、もっとも待ち時間が短くて、もっとも美味しいお店、というのがベストなわけで、これを満たしてくれるのが、〔我空〕なんです。

■なんで待ち時間が短いのか、理由はいくつか考えられます。
1.近くに超人気店“馳走麺 狸穴”があるから。
さすがに、歩いて30秒のところにメディア露出も著しい超人気店があると、そちらに目が行く人が多いでしょうね。
こと、わざわざラーメンを食べに池袋に来た人は、“狸穴”を選ぶ傾向にあります。
2.“俺の空”高田馬場本店と異なる看板が掲げてあるから。
本店は2002年日本テレビのラーメン店企画で日本一になったことがあるなど、知名度があるのですが、
こちらは、開店してしばらく“我空”としか書いていなかったので、知られていない可能性があります。
3.“俺の空”自体が、テレビや雑誌での露出が少ないから。
すでに経営ベースに乗るだけのファンを獲得しているため、広告宣伝的なメディア露出が必要ない状態にあります。
このため、ラーメン初心者の目に触れることが少ないかもしれません。
この他、お店のオペレーションがしっかりしている(注文品がスムーズに出せる体制になっている)ことや、席数が12席と若干多いことも、待ち時間が短い原因になっていると思われます。
今日は、〔すごく空腹〕×〔@池袋〕×〔ラーメン〕という条件が揃ったので、素直に〔我 空〕に行くことにしま~す。

(待っている人が座る椅子から、店内を見た様子。厨房機器は綺麗にしてあり、かなりお洒落な空間です。)
■お店は、JR池袋駅東口を出て、目の前の明治通りに沿って左方向(ビックカメラ本店方向)に進みます。500mほど進むと右手に豊島区役所が見え、これを完全に越えたところの脇道を右に入って50m行った左側にあります。
脇道に入ると、道の左側に“馳走麺 狸穴”(第6位)、“KING KONG”(第33位)、“我空”(第23位)の順に並んでいます。
(カッコ内は、食べログの“池袋”エリアの人気順ランキングの順位です。)
お店に着いたのは、週末の18:30ごろ。店内の椅子には、6、7人の人が待っていました。

■今日の目玉は、新メニュー投入が発覚したことです。
従来からの基本メニューは“掛け豚そば”(ラーメン)と“浸け豚そば”(つけめん)の2種類で、“浸け豚そば”には辛味調味料が投入可能なので、味的には3種類でした
ここに加わる新メニューは、次の3つです。
・“和え豚そば”(汁なし麺)の新規投入。
・“浸け豚そば”に、新味“カレー味”を新設。
・“浸け豚そば+辛味”の辛さをアップして、“ホット”としてリニューアル。
これら全てのメニューの料金を一律を800円としています。(分かりやすいですね~)
あと、“浸け豚そば”の大盛り400g、中盛り300g、小盛り200gは、引き続きすべて無料としています。
これは嬉しいリニューアルですね~!
隊員は、まず新メニューの“和え豚そば”にチャレンジしてみます。店員さんに麺の量を聞いたところ、おおむね300gとのこと。量的には十分です。
お気に入りの“我空”が、今流行りつつある“汁なし麺”をどうアレンジしてくるか、非常に楽しみです~♪
【和え豚そば】

■まずは、見えるところから分析していきます。
上に載っている具材・薬味は、チャーシュー、刻み玉ネギ、万能ネギ、海苔です。
玉ネギの白色と、万能ネギの緑色のコントラストが綺麗ですね~

■麺は“俺の空”“我空”では見たことがない、極太平麺です。(そういえば、他店でも見たことがないですね…)
しかもストレートではなく、ちょっと縮れていて、幅が一定ではありません。
他のメニューでも使用している大進食品製のものだと思われますが、ちょっと変わった麺を起用しています。

■刻み玉ネギ、万能ネギを除けると、チャーシューが見えてきます。
“掛け豚そば”“浸け豚そば”に使われている、ほぐしチャーシューで、けっこうな量が入っています。
スープは、匂いからすると、“掛け豚そば”“浸け豚そば”と共通の濃厚魚介豚骨系のものです。

■さて、“汁なし麺”ですので、これらを一気に均一になるまでかき混ぜます。
刻み玉ネギの白い色が消えたので、一口食べてみます。すると、
キターヽ(゚Д゚)ノヽ(Д゚ )ノヽ(゚ )ノヽ( )ノヽ( ゚Д)ノヽ(゚Д゚)ノー!!
“我空”スープの旨味を凝縮した液体と、小麦の風味・甘味がめちゃくちゃ豊かな極太麺が、口の中でお祭りをしているようです。
イミワカリマス…?(^-^;)
■まず、スープは“掛け豚そば”や“浸け豚そば”の時点でさえ濃厚なのですが、それを更に濃厚にしたものです。
豚骨にウエイトを置いた魚介豚骨ですが、さらに濃厚にすることで、まろやかさと奥深さがぜんぜん違います。
口当たりも、魚介の風味の後に豚骨のコクが来るのではなく、魚介と豚骨が同時に怒涛の如く押し寄せる感じです。
■組み合わされている極太平打ち縮れ麺は、表面積が極めて広いので、この特濃スープを絡めるのに、非常に適しています。
パワフルスープに流行の極太麺を単純に合わせようとすると、食べ易さが犠牲になってしまいます。
そこで、平打ち縮れ揺らぎ麺にすることで、不規則な楽しい食感を出すとともに、食べ易さをしっかり確保しています。
(麺の幅が一定ではないため、麺の厚さも部分的に異なっています。ここでは“揺らぎ麺”と呼んじゃいました。)
また、この麺が小麦本来の風味や甘味という観点からすると、すごく美味しい麺で、特濃スープとのコントラストで、風味・味わいが際立っています。
■パワフルスープと極太麺の脇役で、非常に光っているのは、刻み玉ネギとホロホロチャーシューです。
スープが特濃なので、普通に食べ続けると油っぽく感じてしまうところ、玉ネギのしゃきしゃき感が食感を変え、万能ネギと共にさっぱり感をもたらします。
ホロホロチャーシューも、ほぐれた断片が口に運ばれるたび、麺の味わいにジューシーさを加えてくれます。
ここまで考えると、この一杯は全員野球のように、全要素が一丸となっている感じがしますね~♪
■総括としては、さすが“俺の空”と唸らされる、日本で五指に入る激ウマ汁なし麺であると認定しちゃいます。
いままでに池袋グルメ探検隊が訪問した300店以上のラーメン屋さんの中でいくと、松戸“兎に角”、練馬区桜台“破顔”の油そば(汁なし麺)と並んで、このジャンルを代表する旨さだと思います。
麺・スープ・具材の各要素がしっかり吟味されているため、全体的なバランスの良さ、各要素間の緊密さが非常に高いレベルで実現されています。
全て混ぜてしまう“油そば・汁なし麺”だからこそ、求められる一体感を見事に実現しています。
濃厚魚介豚骨ファンのみならず、油そばファンにもぜひ食べてもらいたい一杯です。“汁なし麺”のイメージが変わります~!
おすすめレベルは、当然、最高評価の6★(超おすすめ~!!)です~♪
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