インドカレーの老舗中の老舗@湯島=デリー
『日本におけるインド風カレーの草分け的存在~♪』
~デリー・上野店 -DELHI-
■今日のランチは、ジャンルを限定してちょっと足を伸ばします。
テーマは、“本気で辛いカレーが食べたい~!”です。
この季節だと、香辛料の刺激で、ぱっと吹き出る汗が気持ちいいんですよね~♪
■いつもの食べログの、“東京都”全域の“カレー”人気順ランキングからお店を選びます。
(店名をクリックすると、過去の訪問時のブログ記事を参照できます。ぜひ見てみて下さいね~♪)
第1位 【荻 窪】 トマト (欧風カレー、シチュー) <未訪問>
第2位 【新 宿】 タイ国料理バンタイ (タイ料理、タイカレー)
第3位 【神保町】 カリーライス専門店エチオピア・本店 (カレーライス)
第4位 【京 橋】 ダバインディア (インド料理、インドカレー)
第5位 【神保町】 ボンディ・神保町本店 (欧風カレー)
第6位 【上 野】 デリー・上野店 (インドカレー) <未訪問>
第7位 【銀 座】 グルガオン (インド料理、インドカレー) <未訪問>
第8位 【神谷町】 ニルヴァナム (インド料理、インドカレー) <未訪問>
第9位 【下北沢】 マジックスパイス・東京下北沢店 (スープカレー) <未訪問>
第10位 【丸の内】 インデアンカレー・丸の内店 (カレーライス、パスタ)
未訪問店は、欧風カレーの“トマト”、インドカレーの“デリー”か“グルガオン”あたりですね。
この中から、今日のテーマに一番近そうなイメージの、インドカレーの“デリー”を訪問してみます。

■“デリー”は、1956(昭和31)年に上野で開業しています。なので、上野店が本店で、創業56年になります。
“デリー”のHPによると、創業者は、戦前に商社マンとして、インド、パキスタン、スリランカに駐在していたそうで、その時に味わったインドカレーを日本に紹介しようと研究を重ね、開業に至ったそうです。
当時より、デリーのカレーは、インドの味だけではなく、和食や洋食の技術やアイディアを取り入れることにより、日本人の舌に合った唯一無二のオリジナルカレーを完成させたとのことです。
ということは、“デリー”は、日本におけるインド風カレーの草分け的存在、ということなんですね。
店舗展開としては、一時期6店舗まで拡大した直営店を、現在では上野、銀座、六本木ミッドタウンの3店舗に絞っています。
この3店舗以外にも、“デリー”と名乗るお店があるそうですが、それはいずれも暖簾分けのお店なんだそうです。
会社としては、レトルトカレーやカレールウを製造する工場も保有しているので、通信販売でも“デリー”のカレーを味わうことができるそうです。
な~るほど。。。これで、ちょっと“カレー通”に近づいたでしょうか。

■お店は、地下鉄銀座線・上野広小路駅の真上にある上野広小路交差点から、春日通りを湯島方面に150m進んだ右側にあります。徒歩2分です。
お店に着いたのは、休日の12:45ごろ。店内はすでに満席で、外にも3人のお客さんが待っています。
お店の造りは、カウンター席9席、細い通路に2人テーブル席4卓の、計17席で、まるで元ラーメン屋の店舗を射抜きで借りた感じです。(実際はそうではなくて、創業時からこの間取りのようです。)

■メニューは、11種類の定番カレーに、3種類の限定・季節カレーがあります。
事前の調査で、“カシミールカレー”と“コルマカレー”が2大人気メニューであると押さえてあったので、これらを頼みます。
お店のメニューにある一言コメントでは、“カシミールカレー”は“極辛口”、“コルマカレー”は“コクのあるパキスタン風・辛口”とあります。
隊長の注文を、“カシミールカレー”の“タンドーリチキンセット(タンドーリチキンティカ4ピース・サラダ・カレー・生ビール or ソフトドリンク)”(1,700円)にします(ドリンクは、マンゴジュース)。
隊員は、“コルマカレー”(950円)の単品に、ラッシー(400円)を付けてみます。
【タンドーリチキンティカ&サラダ】

■セットに付いて来るタンドリーチキンとサラダです。
タンドリーチキンは、じっくり煮込まれてとっても柔らか。複雑な香辛料が染み込んでいて、鶏の旨味と適度なスパイスがバランスが良く、美味しくいただけます。
普段食べ慣れない、スパイスの多重奏が、異国情緒を感じさせます。
【コルマカレー】

■メニューでは、「とろりとしたコクと奥深いスパイスの香りのパキスタン風」とあり、辛味度は5段階中、レベル2となっています。
見た目は、濃い赤茶色をした、どろっとした濃度のあるカレーで、具材には鶏肉とジャガイモが入っています。
食べてみると、長時間炒めた玉ネギの甘味とコクが、上品なスパイスとともに全体を支配しています。
とっても個性的なカレーですが、なかなか美味しいですね~♪

■辛さはというと、玉ネギの甘味のおかげで、そんなに辛さが前面に出てくる感じがしません。
カレーに合わせて、ちょっと固めに炊かれたライスとの相性も良く、柔らかい鶏肉、ジャガイモとともにどんどん食べ進むことができます。
感想としては、スパイスに雑味がなくて、その意味で日本のインド式カレーらしい食べやすさがあるカレーです。
【カシミールカレー】

■メニューでは、「さらさらした仕上がりに上品なスパイスの香りのカレー」とあり、辛味度はこのお店最強のレベル5となっています。
食べ始めてみると、香味野菜などをしっかり煮込んだコクのあるベーススープに、上品なスパイスが入っているように感じます。
「意外と辛くないじゃん」、そう思った直後、
キタ━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)゚Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!?

■このカレー、本当に辛いんです。汗が出始めたら、まるで滝のように止まりません。。。
最近ちょっと辛いものが食べられるようになったからといって、辛さで有名なインドカレー店のNo.1メニューをなめちゃいけませんね。。。
ただ、慣れてくると、辛さの奥にある旨味のようなものを感じてきます。これが“カシミール・フリーク”を魅了して止まないものなんですね。
感想としては、激しい辛さの奥にコクと旨味がしっかり存在するカレーです。(それでも、香辛料使いは、上品といえそうです。)
【卓上セット】

■卓上には2種類の漬物が置いてあります。一つは生玉葱の辛味和え物、もう一つはキューリのきゅーちゃん(?)です。
なかなか良いのが“玉葱の辛味和え”。辛味和えですが、激辛カレーの前では、甘味とさっぱり感だけが際立ちます。
箸休めにぴったりで、美味しいですね。
【ドリンク】

■こちらは、“ラッシー”と“マンゴジュース”です。
ちょっと辛いカレーを食べる時には、途中でこういう甘い飲み物を飲むと、口の中がリフレッシュされて良いですよね。
ただ、“カシミールカレー”ぐらいカレーになると、あまり効き目がないかも…です。
■総括としては、さすがインド風カレーの発祥のお店です。スパイス使いの完成度は高く、一皿ごとの味の個性がしっかりしています。
特に、カシミールカレーは、激しい辛さの奥のコクや旨味には、中毒性(!)があり、フリークが多いのも納得です。
個人的な感想としては、やはり日本で開発された“インド風カレー”なので、スパイス使いが上品です。
本場のインドカレーだと、もっと雑味とスパイスの賑やかさがあるように思います。
カレー好きの方(嫌いな方はいないと思いますが…)は、ぜひインドカレーの草分けのお店の味を味わってみて下さいね~♪
ごちそうさまでした~!
お読みいただいてありがとうございます~!
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~デリー・上野店 -DELHI-
■今日のランチは、ジャンルを限定してちょっと足を伸ばします。
テーマは、“本気で辛いカレーが食べたい~!”です。
この季節だと、香辛料の刺激で、ぱっと吹き出る汗が気持ちいいんですよね~♪
■いつもの食べログの、“東京都”全域の“カレー”人気順ランキングからお店を選びます。
(店名をクリックすると、過去の訪問時のブログ記事を参照できます。ぜひ見てみて下さいね~♪)
第1位 【荻 窪】 トマト (欧風カレー、シチュー) <未訪問>
第2位 【新 宿】 タイ国料理バンタイ (タイ料理、タイカレー)
第3位 【神保町】 カリーライス専門店エチオピア・本店 (カレーライス)
第4位 【京 橋】 ダバインディア (インド料理、インドカレー)
第5位 【神保町】 ボンディ・神保町本店 (欧風カレー)
第6位 【上 野】 デリー・上野店 (インドカレー) <未訪問>
第7位 【銀 座】 グルガオン (インド料理、インドカレー) <未訪問>
第8位 【神谷町】 ニルヴァナム (インド料理、インドカレー) <未訪問>
第9位 【下北沢】 マジックスパイス・東京下北沢店 (スープカレー) <未訪問>
第10位 【丸の内】 インデアンカレー・丸の内店 (カレーライス、パスタ)
未訪問店は、欧風カレーの“トマト”、インドカレーの“デリー”か“グルガオン”あたりですね。
この中から、今日のテーマに一番近そうなイメージの、インドカレーの“デリー”を訪問してみます。

■“デリー”は、1956(昭和31)年に上野で開業しています。なので、上野店が本店で、創業56年になります。
“デリー”のHPによると、創業者は、戦前に商社マンとして、インド、パキスタン、スリランカに駐在していたそうで、その時に味わったインドカレーを日本に紹介しようと研究を重ね、開業に至ったそうです。
当時より、デリーのカレーは、インドの味だけではなく、和食や洋食の技術やアイディアを取り入れることにより、日本人の舌に合った唯一無二のオリジナルカレーを完成させたとのことです。
ということは、“デリー”は、日本におけるインド風カレーの草分け的存在、ということなんですね。
店舗展開としては、一時期6店舗まで拡大した直営店を、現在では上野、銀座、六本木ミッドタウンの3店舗に絞っています。
この3店舗以外にも、“デリー”と名乗るお店があるそうですが、それはいずれも暖簾分けのお店なんだそうです。
会社としては、レトルトカレーやカレールウを製造する工場も保有しているので、通信販売でも“デリー”のカレーを味わうことができるそうです。
な~るほど。。。これで、ちょっと“カレー通”に近づいたでしょうか。

■お店は、地下鉄銀座線・上野広小路駅の真上にある上野広小路交差点から、春日通りを湯島方面に150m進んだ右側にあります。徒歩2分です。
お店に着いたのは、休日の12:45ごろ。店内はすでに満席で、外にも3人のお客さんが待っています。
お店の造りは、カウンター席9席、細い通路に2人テーブル席4卓の、計17席で、まるで元ラーメン屋の店舗を射抜きで借りた感じです。(実際はそうではなくて、創業時からこの間取りのようです。)

■メニューは、11種類の定番カレーに、3種類の限定・季節カレーがあります。
事前の調査で、“カシミールカレー”と“コルマカレー”が2大人気メニューであると押さえてあったので、これらを頼みます。
お店のメニューにある一言コメントでは、“カシミールカレー”は“極辛口”、“コルマカレー”は“コクのあるパキスタン風・辛口”とあります。
隊長の注文を、“カシミールカレー”の“タンドーリチキンセット(タンドーリチキンティカ4ピース・サラダ・カレー・生ビール or ソフトドリンク)”(1,700円)にします(ドリンクは、マンゴジュース)。
隊員は、“コルマカレー”(950円)の単品に、ラッシー(400円)を付けてみます。
【タンドーリチキンティカ&サラダ】

■セットに付いて来るタンドリーチキンとサラダです。
タンドリーチキンは、じっくり煮込まれてとっても柔らか。複雑な香辛料が染み込んでいて、鶏の旨味と適度なスパイスがバランスが良く、美味しくいただけます。
普段食べ慣れない、スパイスの多重奏が、異国情緒を感じさせます。
【コルマカレー】

■メニューでは、「とろりとしたコクと奥深いスパイスの香りのパキスタン風」とあり、辛味度は5段階中、レベル2となっています。
見た目は、濃い赤茶色をした、どろっとした濃度のあるカレーで、具材には鶏肉とジャガイモが入っています。
食べてみると、長時間炒めた玉ネギの甘味とコクが、上品なスパイスとともに全体を支配しています。
とっても個性的なカレーですが、なかなか美味しいですね~♪

■辛さはというと、玉ネギの甘味のおかげで、そんなに辛さが前面に出てくる感じがしません。
カレーに合わせて、ちょっと固めに炊かれたライスとの相性も良く、柔らかい鶏肉、ジャガイモとともにどんどん食べ進むことができます。
感想としては、スパイスに雑味がなくて、その意味で日本のインド式カレーらしい食べやすさがあるカレーです。
【カシミールカレー】

■メニューでは、「さらさらした仕上がりに上品なスパイスの香りのカレー」とあり、辛味度はこのお店最強のレベル5となっています。
食べ始めてみると、香味野菜などをしっかり煮込んだコクのあるベーススープに、上品なスパイスが入っているように感じます。
「意外と辛くないじゃん」、そう思った直後、
キタ━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)゚Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!?

■このカレー、本当に辛いんです。汗が出始めたら、まるで滝のように止まりません。。。
最近ちょっと辛いものが食べられるようになったからといって、辛さで有名なインドカレー店のNo.1メニューをなめちゃいけませんね。。。
ただ、慣れてくると、辛さの奥にある旨味のようなものを感じてきます。これが“カシミール・フリーク”を魅了して止まないものなんですね。
感想としては、激しい辛さの奥にコクと旨味がしっかり存在するカレーです。(それでも、香辛料使いは、上品といえそうです。)
【卓上セット】

■卓上には2種類の漬物が置いてあります。一つは生玉葱の辛味和え物、もう一つはキューリのきゅーちゃん(?)です。
なかなか良いのが“玉葱の辛味和え”。辛味和えですが、激辛カレーの前では、甘味とさっぱり感だけが際立ちます。
箸休めにぴったりで、美味しいですね。
【ドリンク】

■こちらは、“ラッシー”と“マンゴジュース”です。
ちょっと辛いカレーを食べる時には、途中でこういう甘い飲み物を飲むと、口の中がリフレッシュされて良いですよね。
ただ、“カシミールカレー”ぐらいカレーになると、あまり効き目がないかも…です。
■総括としては、さすがインド風カレーの発祥のお店です。スパイス使いの完成度は高く、一皿ごとの味の個性がしっかりしています。
特に、カシミールカレーは、激しい辛さの奥のコクや旨味には、中毒性(!)があり、フリークが多いのも納得です。
個人的な感想としては、やはり日本で開発された“インド風カレー”なので、スパイス使いが上品です。
本場のインドカレーだと、もっと雑味とスパイスの賑やかさがあるように思います。
カレー好きの方(嫌いな方はいないと思いますが…)は、ぜひインドカレーの草分けのお店の味を味わってみて下さいね~♪
ごちそうさまでした~!
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